(引用元:https://youtu.be/yUI0aSonEc4)
◆あらすじ
佐為VS塔矢名人の頂上決戦は佐為が勝利した。
しかしその対局後、
佐為も塔矢名人すらも気づかなかった一手にヒカルが気づく。
ヒカルはその対局を振り返り、
「前に佐為、お前が言ったろう?
打ってるものにしか一番深いところは見えないって。
俺あの場所にいてさ、お前の考えていることも見えたし、塔矢先生の考えていることも見えたし、
今日の対局の一番真ん中にいたって感じなんだ。」
と言う。
(引用元:https://youtu.be/yUI0aSonEc4)
でも、塔矢名人が負けたら引退を思い出し、
次の日に急いでお見舞いに行くことに。
病室で塔矢名人に
「引退なんてしないですよね?」
と聞くヒカル。
塔矢名人は黙ったのち、
「佐為はキミか?」
と問いかける。
ヒカルは動揺し、わけを聞いたところ、
新初段シリーズでヒカルと対峙したときのことを思い出したと語る塔矢名人。
けれど、塔矢名人はそれ以上は詮索せず、
「佐為ともう一度打たせてくれ」
と言う。
(引用元:https://youtu.be/yUI0aSonEc4)
塔矢名人は
ネットで構わないから、
名を明かせとは言わないから
と佐為との再戦を希望する。
普通なら跳んで喜ぶ佐為だが、
「もう時間が無い!
私の中で止まっていた時の砂が、
情け容赦なく落ちていくのを感じる…」
と落ち込む。
(引用元:https://youtu.be/yUI0aSonEc4)
ヒカルは
「佐為と打てるなら引退を取り止めてくれますか?」
と聞くも、
引退を撤回しない塔矢名人にしどろもどろに。
そこに塔矢名人vs佐為の対局を見ていた緒方九段がお見舞いに来る。
緒方九段は、
「sai本人の検討はつかないが、
saiと繋がりのあるやつは絶対に身近にいる。
saiは誰なんだ?」
とずっと考えていた。
緒方九段が病室に入ろうとすると、
「佐為とまた打ちたいんでしょ?先生!」
というヒカルの声が…
ヒカルも緒方九段が入ってきたことに気づき、
病室から逃げ出す。
そんなヒカルを追いかけて捕まえた緒方九段。
そのままヒカルを病院の壁に押しつけて、
「俺にも佐為と打たせろ!」
と壁ドンをする。
(引用元:https://youtu.be/yUI0aSonEc4)
ヒカルはもう絶体絶命のピンチだったが、
そこにさらに塔矢アキラも現れる。
どうにもならなくなったヒカルは
アキラの乗ってきたエレベーターに逃げ込む。
ヒカルに逃げられた緒方九段は、
塔矢名人に直接saiとヒカルのことを聞くが、
塔矢名人は
「たまたまsaiに対局を申し込まれて打っただけだ」
としらばっくれる。
続けて、
「あの対局を見たなら、塔矢行洋として恥ずかしくない碁だったろう?
saiに上をいかれたな」
と嬉しそうに話す。
(引用元:https://youtu.be/yUI0aSonEc4)
ヒカルは緒方九段に詰め寄られたけど、
塔矢名人ならきっと黙ってくれると信じて
気持ちを切り替える。
佐為は未だに、
ヒカルには未来(時間)があるが、
自分にはそれが残されていないことを強く感じたまま…
◆感想
ヒカルが何気なく言った
「前に佐為、お前が言ったろう?
打ってるものにしか一番深いところは見えないって。
俺あの場所にいてさ、お前の考えていることも見えたし、塔矢先生の考えていることも見えたし、今日の対局の一番真ん中にいたって感じなんだ。」
というようなセリフに囲碁の奥深さを感じます。
そして今回の話を期に、
佐為消失のフラグがガンガン立ち始めました。
また、恐いのが、
ヒカルがそれ(佐為の消失)に
全く気づいていないところ。
ヒカルの無邪気な将来への期待が、
未来(時間)の無い佐為に刺さりまくりです…
そして、佐為の謎について、
名探偵のごとき推理を繰り広げていた緒方九段と塔矢アキラですが、
ヒカルの決定的状況証拠を掴むも、
ヒカルと塔矢名人にしらを切られ、
それ以上の追及はできず。
緒方九段は
「進藤とsaiは別人だ!。
だが、進藤はsaiの知り合いである。」
という結論で、
塔矢アキラは
「進藤とsaiは別人でなく、最初に出会った彼(進藤)とsaiが重なる…
でもそんなバカな話、答えが出せない。」
という結論でした。
正解はヒカルの中に別人格がいるので、
緒方九段とアキラの両方を合わせたものが正解だから、
互いに正解のピースを持つというこの推理の部分も面白い!
初見の時も、この辺りから佐為の消失について覚悟を決め始めましたが、
問題はどんな別れ方をするか?
色々と不安要素はあるけど、
続きが気になって目の離せない展開です😆✨