(引用元:https://youtu.be/kzgNrOFWYZw)
◆あらすじ
プロ試験第26戦目、
3敗のヒカルと、2敗の和谷の直接対決。
和谷はこの対局に勝てばプロ試験合格が決まる大一番。
ヒカルと和谷の対局は、
ヒカルの黒石が生きればヒカルの勝ち、
ヒカルの黒石を殺せば和谷の勝ち、
という流れになった。
ヒカルの次の一手を考える和谷は、
ヒカルがどんな手を打ってこようと黒石を殺せると判断。
黒の生きる道は無いと勝利を確信。
佐為にはたった一本、黒の生きる道が見えていたが、
それは気づきにくいたった一本の難しい道。
ヒカルも和谷同様、
黒の生きる道は無いと窮地に陥っていた…
(引用元:https://youtu.be/kzgNrOFWYZw)
ヒカルは黒の生きる道が見つからない…
「でも…
でも、佐為なら…
佐為だったら、この広さがあれば
黒石生かしちゃうと思うんだ…」
(引用元:https://youtu.be/kzgNrOFWYZw)
「例えば、佐為が今の俺のように打っているとして、
そしてそう、俺が和谷だったとする。
今和谷が打っているように打ち、
和谷が考えたように俺も考える。
この黒石を殺せるかどうか?
この黒石に生きる道があるかどうか?
黒の生きる道は無い!
でも、そう思って佐為の顔を見ると…」
「あいつは、佐為は…」
そう言って、佐為がヒカルの思いも寄らないところに指し示す佐為の姿が浮かぶヒカル。
(引用元:https://youtu.be/kzgNrOFWYZw)
そして、何か閃いたかのように打ち始めるヒカル。
それは、和谷には想像つかない手だった。
ヒカルは見つけた。
たった一本の困難な道を。
途中ヒカルが応酬を間違えなければ、
黒は甦る…
和谷は
「上手く見合いにされてしまった…
殺せない…
死んだと思った黒石が生きた!」
とヒカルの黒石を殺せないと判断する。
そして、師匠の森下先生から
「お前は受かる!」
と声をかけてもらった言葉が遠退いていく和谷…
ヒカルはたどり着いた!
たった一筋の生きる道に…
この一局、
ヒカルが完全に和谷の上をいった。
(引用元:https://youtu.be/kzgNrOFWYZw)
和谷は投了し、
ヒカルは3敗を守る。
そして、和谷はポツリと
「sai…
saiってネット碁の強いやつの話したよな?
お前との初対局の日。
いつかお前saiみたいに強くなるかもなって言ったけど、
今日の一局はsai並みだったぜ…」
と落ち込みながらもヒカルを讃える。
(引用元:https://youtu.be/kzgNrOFWYZw)
場面は変わって越智邸。
アキラは越智に今日のプロ試験の結果を聞く。
越智は、
どこまでもヒカルのことしか見ていないアキラが気にくわない…
「進藤なんか…」
とつい悪態をつく越智に対して、
「侮ると負けるぞ!」
と釘を刺すアキラ。
越智は悔しさから、
「最終戦、進藤に勝ったら、
僕をあなたのライバルと認めてくれますか?
そして、塔矢名人の研究会にも参加させてください。」
と食ってかかる!
アキラは
「いいだろう、そのときは父にもお願いしてみる」
と承諾。
越智は、
ヒカルとの最終戦に絶対に勝ってやろうと燃えまくるのだった。
(引用元:https://youtu.be/kzgNrOFWYZw)
◆感想
ヒカルvs和谷の一局。
大変見ごたえがありました♪
ヒカルが窮地に陥った時、
ふと考えたことは「佐為だったら…」
これは、和谷戦の前日にヒカルが家で佐為と打っていた時にも出てきたあの話ですね。
ヒカルはいつも佐為に負けていて、
「これは無理だろう?」
という局面も何度も覆されてきたのでしょう。
自分の黒石の生きる道が無いと判断したとき、
それでも佐為ならと考えて生きる道を見つけるシーンは、
ヒカルの碁の中でも屈指の名シーンだと思います♪
そりゃ、佐為のような打ち方で、死んだと思った黒石を甦らせるのを見せられたら、
「sai並みだったぜ!」と和谷が思ったのも納得です。
本当にこのへんの話の見せ方というか、
ストーリーの組み立て方は、
原作者のほったゆみ先生の手腕が非常に光っているなと思います。
あと、アキラ、越智サイドは
相変わらずバチバチやってて面白いです笑
アキラはとにかく自分の目的に対して真っ直ぐで、
プライドの高い越智を前にして、
何も気遣うことなくヒカルのことばかり気にしています。
そりゃあ越智も怒りますよね笑
本当に見境がないというかなんというか、
それがアキラらしいところではありますがw
ヒカルのプロ試験の最終戦は強敵越智。
本気の越智に対して、
勝てば合格、負ければ強敵伊角さんとのプレーオフ
という最後まで正念場のヒカル。
続きも楽しみです😄✨