『ベイビーステップ(4)』(勝木 光)|講談社コミックプラス
◆あらすじ
神奈川ジュニアサーキットで
シードの宮川に辛勝したエーちゃん。
もっと自分のレベルアップが必要だと感じていたところ、
「一日で強くなれる」という三浦コーチの助言を受けてSTCへ戻る。
そこで待っていたのは
マイクというスポーツ心理学を研究しているコーチだった。
マイクから課せられた課題は、
まずは思い出すこと。
なっちゃんと出会った時のことを、
色、音、動き、気温、湿度や感じたことなど、
より鮮明に思い出してと言われる。
その状態で急に球出しされて、
上手く打ち返せないエーちゃん。
マイクによると、
男は女性と対面している時は
心が「戦闘モード」になっていない
とのこと。
特に恋愛感情などはその対極にあると言っていい
と言われ、ドキっとするエーちゃん。
さらに、テニスはそれだけ心の影響を受けるスポーツなのだとマイクは言う。
なので、「思い出す内容」によっては、
逆に調子が良くなるとも言えて、
次は「一番調子のいい時」を思い出す訓練に入る。
テニスのポイント間は20秒。
試合中にミスをするとショックだし、
疲れてくると頭を使うのが難しくなる。
でも、そういう難しい時ほど
いい時を思い出す必要。
テニスはメンタルが大きく左右するスポーツで、
20秒でいつでもいい時を鮮明に思い出すことで、
ベストの精神状態を作り出せたら試合も有利になる。
つまり、技術と同様、
心も練習で訓練するものだと
マイクは言う。
エーちゃんはメンタルトレーニングの効果を実感し、
試合でも積極的に使っていこうと考える。
◆感想
今回はメンタルトレーニングについてのお話でした。
エーちゃんは、
普段からあらゆることをノートにまとめているので、
メンタルトレーニングの効果も大きそうです😆