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ベイビーステップ感想、#16~ブレイクの時~


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『ベイビーステップ(3)』(勝木 光)|講談社コミックプラス

 

◆あらすじ

 

"全てのボールを取って

それをコントロールすることができれば

理論的には負けない"

 

三浦コーチのアドバイスを受けて

勝つ為のエーちゃんのスタイルが決まり、

タクマと練習試合をすることになった。

 

しかし、圧倒的な身体能力の差で攻め込んでくるタクマ相手に、

机上の空論と現実とのギャップを突きつけられる。

 

タクマの球に全く抵抗することができず、

6-0で惨敗する。

 

お互いに良い刺激があることを期待していた三浦コーチも、

「まだ早すぎたか」と思うほどの圧倒的な差。

ここまで差がつくと、追いつくイメージも全く沸いてこない。

 

エーちゃんも当然落ち込んでいるかと思いきや

・テニスを始めて何年か?

・一日何時間ぐらい練習しているか?

・筋トレは一日どれぐらいやっているか?

など、急にタクマに質問しだす。

 

タクマが何気なく返答していると、

ノートにカキカキと書き出すエーちゃん。

 

タクマが取り上げて見てみると、

スケジュール表ができあがっていた。

 

タクマは

「お前ならわかったはずだぜ

今さらどうあがいたって俺には勝てない。

こんなスケジュール立てたって無理だってことことくらいはよ」

とエーちゃんに言い放つ。

 

しかし、エーちゃんは不思議な顔をして、

「どうあがいたって勝てないのはわかりました。

でも、試合ができてそれがわかって良かったです。

 

だから、とりあえず限界のスケジュールで頑張ってみて、

無理かどうかはそのあと再検討ってことにしようかと…」

とタクマに伝える。

 

タクマはあっけにとられて、

自分が何もやらずに逃げてるみたいに思えて

少しムカついた。

 

それからタクマも練習相手にしながら、

一年間地味な反復などで練習を継続し、

2年目の夏が始まる。

 

 

◆感想

 

自分よりはるかに才能があって、

圧倒的な差を見せつけられた時、

「自分には才能なんてない」

と思ってしまうもの。

 

タクマもまさにそのタイプで、

過去の惨敗から腐っている期間が続いていた。

 

今回のエーちゃんとタクマの試合は、

エーちゃんが自信を失ってもしょうがないところで、

「追いつくイメージも沸かないけど、

とりあえず限界のスケジュールで頑張ってみて、

無理かどうかはそのあと再検討します」

とチャレンジを止めなかったのはとても大切なことだと思います!!

 

熱意の継続は、

一つの道を極めていく上で必須の能力ですし、

「まずは限界までやってみる」

というのはポジティブで好きです♪

 

エーちゃんはさらに、

コツコツ地道なことを徹底することに長けているので、

ある意味スポーツに向いた性格だなと思います♪

 

あとは急に質問された内容に全部答えてたタクマは

なんだかんだ優しいなと思いました笑

 

ここからのエーちゃんの試合が楽しみです😄✨