『ベイビーステップ(8)』(勝木 光)|講談社コミックプラス
◆あらすじ
2日間、やるべき事ではなくやりたい事を行ったエーちゃん。
練習に戻った際に
青井コーチに2日間の休みにどんな意味があったのかを聞く。
青井コーチが言うには、
『人の行動には理性と本能がある。
一番良いのは理性で「やらなきゃ」と考えた時に、
本能も「やりたい!」と思うことが大事』
エーちゃんは理性が強すぎて本能の声が聞こえなくなっていたので、
まずは本能の声を聞くことをしたのだと言う。
普段の練習でも、
理性と本能のバランスを考えれば、
より効率的に技術が進歩するのだ。
これを取り入れることで
次の全日本ジュニアで戦えるだけの選手を目指せるが、
エーちゃんの目標は全日本ジュニアでの優勝。
そこを目指すとなると、
それだけでは足りなかった。
そのため、エーちゃんは青井コーチから2週間のアメリカ留学を勧められるのだつた。
◆感想
はじめの、2日間の行動について、
誰と行ったかをきちんと聞く青井コーチが最高にいい顔をしていました笑
まあ、ケーキ屋にケーキを食べに行って、映画を見て、カラオケに行くなんて、
男友達とはなかなか行かないし、ましてや一人でなんて行かないですよね笑
あと、理性と本能の話はなるほどなと思いました。
理性で自分を律して練習することは大事ですが、
本能の声を聞くことも大事ですよね。
身体の声を聞くというのは、
プロのスポーツ選手はかなり意識されているのではないでしょうか?
また、青井コーチから
また抜きショットを教えてもらっていましたが、
昔の日本なら怒られそうなプレーも
きちんと練習するのが今どきだなと感じました。
野球でいうと、
フライを背面キャッチしようとすると怒られていましたが、
今はあのイチロー選手が背面キャッチの練習をすることの重要性を語る時代です。
真面目になるのだけが必ずしも正しいとは限らず、
まさに今回の本能のように、練習に遊びを取り入れるのも大事ですよね。
最後になってエーちゃんがアメリカに行きそうな終わりになりました。
アメリカでは
よりレベルの高い選手がいるので、
そこに触れるのは貴重な経験になりそうです✨