ワイドのスポーツやグルメについて広く語るブログ

スポーツやご飯、あるいは漫画やアニメなど広く(wide)に語ります

ヒカルの碁感想、第六十局~さよならヒカル~


f:id:widesan:20191011222752j:image

(引用元:https://youtu.be/d3SIXxeG4Ik)

 

いよいよ時はくる…

ティッシュ必須の神回です

 

◆あらすじ

 

ヒカルのじいちゃん家の蔵で、

佐為が宿っていた碁盤についた血のシミが

前見た時より薄くなっているように見えて不思議がるヒカル。

しかし、もともとそうだったんだと気にも止めず、じいちゃんと一局打ちに行こうとする。

 

薄くなったシミを見て、

佐為はいよいよ自分に時間が残されていないことを悟り、

「今すぐ私と打ちましょう!

じいちゃんとはいつでも打てる。

私はもうすぐ消えてしまうんです!」

とヒカルに伝える。


f:id:widesan:20191011205808j:image

(引用元:https://youtu.be/d3SIXxeG4Ik)

 

しかし、今まで千年も生きてきて、そんな急に消える訳がないと決めつけているヒカルは、

佐為のいつものワガママだと思って相手にしない。

 

ヒカルに心配をかけさせまいと思ったのか、自分で口に出して認めてしまうことが嫌だったのか、

今まで一度も自分から「消える」とは言わなかった佐為が、今回は意をけっして「自分は消える」と告白した。

 

しかし、それをヒカルにわかってもらえず、

「ヒカルなんか私が消えてオロオロしたらいいんだ…」

と塞ぎこむ。


f:id:widesan:20191011211300j:image

(引用元:https://youtu.be/d3SIXxeG4Ik)

 

後日、ヒカルはプロとして囲碁のイベントに参加する。

そこには塔矢名人を破り、十段のタイトルを取った緒方十段がいた。

 

ヒカルは、

緒方十段とは塔矢名人の病室でのsaiの因縁があり、なるべく近づきたくなかった。

しかし、結局見つかり、

病室の時と同じように「saiと打たせろ」とせがまれる。


f:id:widesan:20191011213033j:image

(引用元:https://youtu.be/d3SIXxeG4Ik)

 

ヒカルはたまらず拒否しようとするが、

佐為から「これだけ泥酔してれば戯れ言にしかならないから大丈夫、打ってあげましょう」と説得され、緒方十段と打つことに。

 

佐為は消えてしまう前に、

自分と打ちたがっていた緒方十段の想いに

少しでも応えたかった。

しかし佐為自身はこれから碁を打つとなっても憂鬱な表情のまま。。

 

"未来を持つヒカルへの嫉妬が抑えられない…

それだけじゃない。

ヒカルと、別れたくない…

 

別れたくなかった、

別れたくなかったのに…

 

ごめんねヒカル

もうじき私は逝く"


f:id:widesan:20191011214538j:image

(引用元:https://youtu.be/d3SIXxeG4Ik)

 

ヒカルは自分自身が打つ形で、

緒方十段に佐為と打たせてやることに。

 

緒方十段は泥酔から簡単なミスを連発するも、

ミスなど関係なく伝わるヒカル(佐為)の練達な打ち回しに驚いていた。

 

ヒカルは佐為が打っていると勘づかれないようにするため、

あくまでも緒方十段の自滅を強調し、早々と立ち去る。


f:id:widesan:20191011215524j:image

(引用元:https://youtu.be/d3SIXxeG4Ik)

 

次の日、緒方十段と顔を合わせる前に早々と帰るヒカル。

泊まりのイベントの仕事と、新幹線の長旅でヘトヘトだ。


f:id:widesan:20191011220037j:image

(引用元:https://youtu.be/d3SIXxeG4Ik)

 

そんなヒカルに

「一局打ちましょう」

と一言呼び掛ける佐為。

 

ヒカルは眠い目を擦りながら佐為と一局だけ打つことに…


f:id:widesan:20191011220357j:image

(引用元:https://youtu.be/d3SIXxeG4Ik)

 

佐為は最後に自分の役割について悟る

 

"140年前、私にその身を貸し与えた虎次郎。

虎次郎が私のために存在したというならば

私はヒカルのために存在した。

 

ならば、ヒカルもまた誰かのために存在するのだろう。

 

その誰かもまた、別の誰かのために…

千年、二千年がそうやって積み重なってゆく…

神の一手に続く、遠い道のり…

 

私の役目は終わった"


f:id:widesan:20191011221408j:image

(引用元:https://youtu.be/d3SIXxeG4Ik)

 

"…ああ、そうだ。ヒカル!

…ヒカル?

…ねえ、ヒカル♪

 

あれ?私の声、届いてる…?

ヒカル、楽しかっ…"


f:id:widesan:20191011221932j:image

(引用元:https://youtu.be/d3SIXxeG4Ik)

 

 

次の一手を打たない佐為に、

「おい、お前の番だぞ」

と眠そうに下を向きながら声をかけるヒカル。

 

…それでも返事がない。

 

「お前の番だってば、佐為!?」


f:id:widesan:20191011222614j:image

(引用元:https://youtu.be/d3SIXxeG4Ik)

 

ヒカルは顔を上げるも、

そこに佐為はいなかった…

 

 

◆感想

 

この悲しすぎる唐突な別れは何なんでしょう?

ここのラストのシーンはあまりにも衝撃的でした。。

 

このラストは、

BGMで流れている曲も切なく、

その流れからのエンディングもヤバいです😭

 

 

佐為が消える前の数日間、

ずっとヒカルと佐為はギクシャクしたまま…

 

いつか別れることはあっても、

それは感動の別れになると思っていましたが、

最後はあいさつすらロクにできない

唐突の別れとなってしまいました😥

 

それどころか、

この時点ではヒカルは佐為が消えたことすら

きちんと認識できていません。

 

ただ、いつも居たはずの佐為の姿がそこには無く、窓から風が吹き込むだけ…

 

 

佐為は最後に、自分の役目に答えを出して消えました。

 

結局は人は誰かのために存在し、

その誰かもまた、別の誰かのために存在する。

 

そうやって長い年月をかけて積み上げていくのが神の一手への道であって、

ヒトの人生もまた、そうやって受け継がれていく。

 

最後に、佐為がヒカルに対して思っていたことは"楽しかった"でした♪

それはヒカルの耳には届いていないけど…

 

これからヒカルは佐為の消えたことに

どう折り合いをつけていくのか?

 

ヒカルは佐為が消えた瞬間を目にできていないし、最後の「楽しかった」も聞けていません。

これからのヒカルを思うと…😭

 

これからの展開に期待です✨