福岡ソフトバンクホークスの和田毅投手の
「だから僕は練習する」
という本を読みました。
和田投手は松坂大輔投手と同年代の
いわば「松阪世代」のピッチャーで、
39歳のベテラン左腕。
しかし、20代のころと変わらない伸びのあるストレートを駆使し、
いまだに真っ向勝負ができる大投手です。
このブログでも何度か登場させていただくほど
お気に入りの選手なのですが、
なぜいつまでも若々しくストレート勝負ができるのか?
和田投手の日々の考え方や、
練習への取り組みに秘密がありました。
まず、和田投手は先の目標を明確化して
練習をするタイプのピッチャーです。
プロ入り後、10年先の自分を常に想定して、
神経系の動きや、筋肉の柔軟性に気をつかって練習をしてきたとのこと。
10年後の目標が常に明確な状態で練習をしたから、
今も衰えが少なく、第一線で活躍できているようです。
また、和田投手は目的意識も非常に明確で、
大学入学時、130㌔にも満たなかった球速を
わずか2ヵ月程度で140㌔台まで10㌔以上球速をアップした時も、
まずは「常時安定して140㌔オーバーの球速を出すための練習」を徹底。
その後、フォームが固まってきたら、
次は「長いイニングを投げて、球数が増えても
140㌔を継続するための練習」
など、
状況・状態に応じた目的意識を持って練習に臨んでいたそうです。
実際、「走る」というトレーニングを行う時、
ランニングフォームとピッチングフォームが連動していて、
「疲れてきても安定したフォームを維持する」
ためにランニングを徹底的に行っているとのこと。
このように、
「走る」という単純なトレーニングすら、
やみくもにやるのではなく、
明確な目的意識を持って、かつ相当量をやり込むのが、
和田投手の非凡なところだなと思います😄✨