「強くて速いボールを投げたい!」
と野球をやっていると誰もが思います。
強いボールを投げるために、
プロのピッチャーのフォームを真似したり、
腕の位置を変えてみたり、
手首の角度を意識してみたり、
高校時代あの手この手で色々なことを試してきました。
どれも小手先ばかりで望ましい成果には結び付かず、
悔しさばっかり残っていたのを覚えています。
しかし、最近は色々なプロの人の動画を見れるようになりました。
プロの投手はそれぞれ千差万別のこだわりがあるものの、
ある一点においては絶対に共通しているものがありました。
それは『体重移動』です!
肩の位置や腕の振り方。
テイクバックの方法など、
考え出したらキリのない投球フォームの中で、
シンプルに皆が考えていたことは『体重移動』
下半身主導で体重移動を使って投げることの大切さを
「逆立ちして1㎞歩けますか?」
という問いで分かりやすく説明してくださっています。
逆立ちして、腕を使って1㎞歩くのは至難の技だけど、足で1㎞は容易いです。
つまり、それだけ足と腕には、馬力の差があります。
足の力を使って投げられると、腕で投げるように当然力強い球がいき、
足を使って投げるためには『体重移動』が重要となります。
昔の投手は、
後ろの肩が下がるような投げ方が多く、
一時期は格好よく見えないとすら思っていましたが、
70歳を越えても140㌔の豪速球を投げ込む
『体重移動』を意識してのことだとおっしゃっていました。
(※現在では「右肩が下がりすぎ」と注意されかねないマサカリ投法の村田兆治さん。
しかし、レジェンド的な成績を収めるほど利にかなったフォーム)
最近は、
「末端の細かなことより、より大きな筋肉をどう有効活用するべきか?」
の方が重要になってきていると思います。
足を上げた時のフォームで止まるピッチャーも、
軸足にきちんと体重が乗っていることを確認するためだと聞きます。
要は「形」ではなく、
「重要な目的(体重移動)」を果たすための
効果的な動きがてきているか?
が投球において大事なんだなと思いました😄