『ベイビーステップ(7)』(勝木 光)|講談社コミックプラス
◆あらすじ
難波江にプレースタイルを完全に読まれたエーちゃんは、
攻撃パターンを変えるためドロップショットで意表をつく。
しかし、このドロップショットの本当の狙いは
エーちゃんの目(動体視力)の良さを活かした接近戦(ネット際)でのボレー対決だった。
シンプルに自分の強みを活かした作戦はうまくハマり
難波江から競り勝つ形でポイントを奪う。
その次のラリー、
難波江は攻めるでもなく守るでもなく、
コート中央付近へトーンダウンした球を打つ。
エーちゃんは急なチャンスボールに戸惑うが、
それを難なく決めて連続得点。
さっきのは何だったのだと驚いていると、
難波江は次のラリーから急に元の厳しい攻めに戻りすぐさま連続ポイントを取り返す。
実はエーちゃんの鮮やかな攻めに
感情的に動揺した難波江が、
落ち着きを取り戻すためにあえて犠牲にした1ポイントだった。
難波江はなんと、
どんなに感情をかき乱されても
たった1ポイントで元に戻せる
メンタルコントロールの術も身につけていたのだった。
◆感想
エーちゃんもうまく攻めたものの、
難波江の試合巧者感が続きます。
しかし、高校同学年ナンバー1プレーヤーをそこまで追い詰めているところに
エーちゃんの急成長も見えます。
全ての分野でオールAを目指す難波江の牙城はなかなか崩れてくれません。
メンタルコントロールの術まで身につけているなんて、高校生離れしたメンタルです。
しかし、エーちゃんも全く諦めてないので、
まだまだ波乱を起こしてくれそうです✨