(引用元:https://youtu.be/H-z_GCxcQN8https://youtu.be/WIZSMr3F7eE)
◆あらすじ
初日、趙(チャオ)や楽平(レエピン)など、小さな子どもにすら負け、
中国棋院のレベルに圧倒されっぱなしだった伊角さん。
3、4日残る予定だったが、
プロ試験が始まるまでの2ヵ月間中国棋院で修行することを決意する。
当初の予定よりも長く宿泊することになった伊角さんは、宿泊費軽減と囲碁の勉強を兼ねて、楊海(ヤンハイ)さんの部屋に泊まることにする。
(引用元:https://youtu.be/H-z_GCxcQN8https://youtu.be/WIZSMr3F7eE)
楊海さんも遊んでばかりいる楽平(レエピン)のことは心配していて、
楽平に負けたという伊角さんに、「楽平ぐらいには勝ってもらわなければ困る」と伝える。
楽平は伊角さんに一度勝っていて、
完全に舐めきっていたので、
楊海さんから再戦を申し入れられる。
楽平はとにかく遊びたいので、
もう一度伊角さんに勝ったら、
もうごちゃごちゃうるさいこと言わないでと条件を出し、一週間後に再戦が決まる。
(引用元:https://youtu.be/H-z_GCxcQN8https://youtu.be/WIZSMr3F7eE)
楊海さんは、楽平に勝てるよう伊角さんを特訓することに。
楊海さん自身、伊角さんの囲碁センスは認めていた。
しかし、伊角さんはここぞというところで力を出しきれないという欠点があった。
楊海さんは、それを心のコントロールが下手なんだと指摘する。
さらに、
「周りの目も声も気にするな!石だけを見ろ!こんなもの習得できる技術だ!元々の性格は関係ない!」
と感情のコントロールを『習得できる技術』と言い切る。
ずっとメンタルを気にしてきた伊角さんにとって、習得できる技術というのは希望となり、
さらにそれが今後大きな武器になることを感じていた。
(引用元:https://youtu.be/H-z_GCxcQN8https://youtu.be/WIZSMr3F7eE)
伊角さんと楽平の再戦当日、
楊海さんは、伊角さんを確実に勝たす為に、
楽平に少し早めの時間に集合させ、楽平をカリカリさせる作戦に出た。
しかし、それを知った真面目な伊角さんは、
盤外戦で有利になることを嫌い、
楽平に遅れてきたことを謝り、遅れてきた倍の時間の持ち時間を減らす。
楊海さんは、伊角さんを有利にさせるつもりが裏目に出て動揺ww
しかし、伊角さんはトラブルの後でも落ち着いた碁を打つ。
楽平が予想外の上手い手を打ってきても冷静に対処。
メンタルの弱さという点について、一つ壁を越えたところを見せ、楽平に見事勝利。
(引用元:https://youtu.be/H-z_GCxcQN8https://youtu.be/WIZSMr3F7eE)
伊角さんは中国棋院でそのまま何局も強者と打ち、
プロ試験に、いや、堂々とプロの世界に飛び込む自信を持って日本に帰ることになる。
◆感想
伊角さんが感情のコントロールという武器を身に付け、大きな壁を一つ越えました。
元々、「冷静な碁」というのが伊角さんの持ち味だったので、
感情のコントロールは、伊角さんにとって、実はとても相性の良い武器かもしれません♪
楽平も伊角さんに負けて、
悔しさからどんどん碁を打つようになり、
「真面目にやれ」という必要もなくなるほど熱心にw
楊海さんは大人の貫禄というか、遊び心もあり、かなり良い人です。
きっとこの回で楊海さんの人気もうなぎ登りでしょう♪
色々と重たかった中国での「伊角の碁」ですが、
今までずっと一貫してヒカルにスポットライトが当たり続けていたヒカルの碁において、
この「伊角の碁」はかなり異質です。
囲碁でいうと全く繋がりのわからない布石のような話。
しかも、ヒカルが佐為を失って、とても大変なこのタイミングで。
リアルタイム時、原作者ほったゆみさんの意図が全くわからないまま、
「面白かったからまあいっか♪」と何気なく見ていたのを覚えています。
しかし、打たれてみて初めて気づくこともあるので、
今はまだ、布石は布石として受け取っておきましょう。
というか、布石の話にしてはかなりきちんと纏まっていて、
これ単体で十分に面白いのがヒカルの碁クオリティです😆✨