(引用元:https://renote.jp/articles/5180)
友人で経営者の向山雄治さんが漫画が好きな方で、
ドラゴンボールやハンター×ハンターなど、
とても詳しくお話されたりします。
この間飲みながら話をしていると、
実は、他の知り合いの経営者も漫画好きがとても多いのだとか。
経営者が漫画好きと聞いて、
ちょっと嬉しい気持ちになりました笑
僕も漫画はすごく好きで、
落ち込みそうになった時など
よく見るようにしています。
そんな僕の一番のお気に入りの作品が、
競馬漫画の最高傑作「みどりのマキバオー」です。
同世代の友達は以外と知らない人が多く、
「絵が無理」
「下品なギャグ漫画」
「人が裸で嫌」
など散々な言われよう。。
実は、この上なく泣ける名作とも知らず…
マキバオーは、序盤こそギャグテイストを見せますが、
レースの話が始まりだすと一変、
一気に感動スポ根ものに様変わりしていきます!
そして、各レース毎に伝わるメッセージがあり、
G1レースなどは涙腺決壊も多々あります。
そんな感動のレースの中でも
一二を争う名レースこそが『有馬記念』
★登場人物&背景★
有馬記念での人気:5番人気
特徴・得技:マスタングスペシャル、根性
日本ダービーでライバルのカスケードと同着優勝はあるものの、
カスケードにきちんと勝ったことは一度も無く、今度こそはと闘志を燃やしている。
根性で多少の不利を覆してしまうが、
力の使い方に無駄があることを指摘され、
天馬ツァビデルの特訓の元、流れを読む目を養って有馬記念に参戦する。
2) チュウ兵衛親分
マキバオーの最初の友達で精神的支柱。
親分気質の熱いハートを持ち、
マキバオーだけでなく、騎手の山本勘助も育てる。
誰よりも負けることが嫌いな名言製造機。
日本ダービーのレース中に亡くなっている。
3) 山本管助(かんすけ)
マキバオーの騎手。
気が弱く頼りないところもあるが、
柔軟な発想でマキバオーを乗りこなす
心優しきジョッキー。
チュウ兵衛親分が亡くなってから、
自分のがマキバオーを引っ張るんだと頑張る。
4) カスケード
有馬記念の人気:2番人気
特徴・特技:地を這う走法(末脚)
日本で無敗のパーフェクトホース。
クラシック(皐月賞・優駿)2冠。
漆黒の帝王。
マキバオーの最強のライバルだが、
自分の体を省みず激しいレースに挑み続け、
病気を患っているが周りに隠してレースに出走する。
フランスでの凱旋門賞での失速や、
馬体重の軽さ(調子が良くない)が影響し、
有馬記念では2番人気。
★レースの名場面&名言★
有馬記念のレース中盤、
いつものように後方から追い上げをはかってきたカスケード。
それに合わせてマキバオーら4歳馬のライバル達がカスケードに続く。
そして、それぞれが得意な位置で磐石を図っていたレースが一転、超ハイペースの激流へと変わる。
レコード記録を更新するかのようなハイペース。
それを率いるのは日本無敗、漆黒の帝王カスケード。
たった一頭でレースの流れを激流に変えてしまうほど、
カスケードという馬は存在感を放つのです。
しかし、軽快に飛ばしていたはずのカスケードが
突如失速し始めます…
実はマリー病という
歩行中でもふらつきを感じてしまう病気を患っており、それをおして出走していたのです。
当然、レース(有馬記念)よりもカスケードの命の方が大事なので、
カスケードのオーナーやジョッキーの服部は
カスケードの出走を反対します。
だけど、血(子ども)だけじゃなく、
大事なものをライバル達に伝えなきゃいけないんだと
覚悟を決めるカスケード。
マキバオーは最初ギャグ漫画として始まった為、
馬と人間が普通に会話できちゃう不思議な世界観があります笑
しかし、そのギャグ設定がここに来て熱く、
カスケードの熱意に負け、オーナーも出走を許したのでした。
場面はレースに戻り、
カスケードの失速に気が気じゃなくなるマキバオー。
カスケードが決死の覚悟で出走しているにも関わらず、
泣き虫で優しいマキバオーは、相手に情けをかけてしまいます。
そんなマキバオーに対し、
「お前は最低の競走馬だ!」
と言い残し、
最後の直線で再び猛スパートをかけ始めます。
失速するマキバオーを一刀両断し、
世界を驚かせた豪脚で、
ライバル馬を一気に抜き去るカスケード。
ライバル馬達も
これを待っていたんだと言わんばかりに
カスケードに続きます。
一方のマキバオーはまだ上がってきません。
カスケードがレースに命をかける意味がわからず、
泣きながらずるずる後退していきます。
そんな心が折れたマキバオーに対する
騎手の管助(かんすけ)のセリフが熱い
【管助】
たれ蔵、カスケードの言ってた通りお前は最低だ
カスケードがなんでそんな体をおしてこのレースにでてきたと思ってんだ…
なんでそんな体で海外へ行ったと思ってんだ…
カスケードは僕らに道を残してくれたんだぞ
これから先の希望を見せてくれたんだ・・・
誰かが継がなくちゃだめなんだよ!
あいつはその役目を渡しに来たんだ‼️
誰に渡しにきたと思ってんだ‼️
ワクチンか!?ニトロか!?トゥーカッターか!?
『お前だ、たれ蔵!!!』
お前が受けとらなくちゃいけねえんだよ!
お前がそのバトンを受けない限り
あいつは走り続けなきゃならないんだ
行けーっ!!!
たれ蔵!!!
マキバオー完全復活です。
怒涛の追い上げで、一気に先頭集団に追い付きます。
ここから
アマゴワクチン、トゥーカッター、ニトロニクス、
それにマキバオーを加えた4頭で、
先頭を走るカスケードへの挑戦権を競います。
・菊花賞を取った優勝請負人アマゴワクチン
・ジャパンカップを取った外国産馬ニトロニクス
・天皇賞を取った古馬最強トゥーカッター
いずれもカスケードに因縁を持つ実力者。
マキバオーも負けじと粘るものの
なかなか頭一つ抜け出すことができません。
しかし、
一番カスケードの壁に阻まれてきたのはマキバオー。
何度も何度もぶつかっては跳ね返されてきたからこそわかるカスケードという馬の凄さ。
誰よりもカスケードの強さを知るマキバオーだからこそ、
自分が絶対に負けずに走り続けて
カスケードの強さをみんなに教えてやると覚悟を決めます。
そして、挑戦者は決まった‼️
やはりこの馬だ‼️
“白い奇跡”ミドリマキバオーだー!!
スタンドは総立ち!!
誰もこの一騎打ちに文句はない
『この世紀の一戦を目に焼きつけろ!!』
挑戦者は決まり、第41回有馬記念は
マキバオーとカスケードの一騎打ちになりました。
2歳で初めて会った時から
朝日杯3歳ステークス(一馬身差)
皐月賞(鼻差)
ダービー(同着)
徐々に差を縮めてきたものの、
カスケードには一度として勝てていないマキバオー。
絶対に負けない強い馬カスケード。
「引退しても伝説は語り継がれる
みんなの記憶に残り続ける
伝説はぼくが引き継ぐんだ…
あのカスケードのライバルは
こんなにもすごい奴なのかって
そう世界中の競馬ファンに見せてやるんだ!!!」
自分のこれからの走りで
バトンを引き継ぐことを決意したマキバオー。
マキバオーがバトンを受け取ったのを見届けたカスケードはずるずる後退。
だが、もうマキバオーは振り返ることなく独走します。
カスケード時代の終演か?
と思われたこの瞬間、
「カスケードはこんなもんじゃない!
見えないのか?感じないのか?
伝説はここにある
黒い風は吹いてる
これが僕たちが命懸けで追いかけてきた
カスケードだ!!!」
そう言って、
マキバオーは本当のカスケードとの決着をつけるため疾走します。
傍目には完全に独走体勢に入ったように見えていますが、一人最後の戦いを挑むマキバオー。
そして、今度は本当にカスケードを振り切り、
文句なしの完全優勝で有馬記念を制しました!!!
個人的には、
マキバオーがカスケードのバトンを引き継いで
「カスケードのライバルである自分が負けずに走り続ける!」
と決心するところがとても好きなシーンでした。
自分発信で、自分がすごくなることで、
自分が関わった人の価値を上げるって、
すごくいいなと思います。
本当にマキバオーは名作なので、
まだちゃんと見たことない人は
一度初めから見てみてはいかがでしょうか😆