ワイドのスポーツやグルメについて広く語るブログ

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2大スターの努力

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(引用元:http://xn--zck9a9a5cvb1fu626a0r4bs4yc8rd.jp/?p=879)

楽天の野村監督の本で
野村克也からの手紙 ~野球と人生がわかる二十一通~」
という21人の人物へ宛てた、
野村監督の手紙をまとめた本があります☆
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https://bookmeter.com/books/12939731

その中で、大谷選手宛ての手紙
大谷翔平様 未知の世界を行く君へ」
https://sports.yahoo.co.jp/m/column/detail/201811280008-spnavi
という記事を読んでいたところ、

「一つ注文がある。努力していないわけがないにもかかわらず、私の耳には君が努力家であるという話が一向に入ってこない。」
という一文を見て、

「努力家であるという話が耳に入ってこない?
大谷選手に関しては、さんざん努力家エピソードを聞くぞ!」
と僕はふと思ってしまいました。

しかし、その後に続く手紙が
『昔、巨人の選手たちが「王さん、長嶋さんがあれだけ練習するのに、われわれがやらないわけにはいかない」と言って、練習に励んだように。後輩たちのより良い見本になるよう、今後は一層、意識してほしい。』
と書いてあるのを見て、

「しまった!基準が違ったんだ!」
すぐに、少し前に思ったことが恥ずかしくなりました。

野村監督は、
王さん、長嶋さんらと競いながら、
60年以上プロの世界にどっぷり浸かった基準で
話をしていました。


そんな、誰もが尊敬を抱くON(王、長嶋)の二人。
僕らぐらいの世代になると、
当時のエピソードはあまり知らなかったりします!

僕自身もそうなので、
二人の「努力」に焦点を当てて調べてみました。


★世界の王の努力

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(引用元:https://baseballgate.jp/p/21987/)

王貞治といえば、
生涯ホームランの世界記録を持つ
「生粋のホームランバッター」
というイメージを持っていました。

そんな王さん、
元々は甲子園優勝ピッチャーで、
プロ入り後にバッターに転向し、
三年間ほとんど打てず、
「王は王でも三振王!」
と言われていたというので驚きです!

王さんの生涯ホームラン数868本は、
「現役20年間、毎年欠かさず年間40本」のホームランを打っても、
『まだ68本足りない』というとんでも記録です!

そんな記録を打ち立てた人が、
最初の三年間鳴かず飛ばずで、
「打てない三振王」
だなんて言われていたことが衝撃でした!

当時監督をされていた川上哲治さんが見かねて、
打撃コーチの荒川博さんを教育係に任命し、
そこからかの有名な二人三脚が始まったと言います!

王さんは荒川さんを師匠にし、
毎日マンツーマンの特訓!

誰かと食事をしていようが何をしていようが、
約束の時間には絶対にバットを持って荒川さんの部屋に行き、
必死に必死にバットを振り続けたそうです。

時には日本刀を振ったりして、
合気道をバッティングに取り入れていたとも聞きます。


そして、そんな王さんをしても、
師匠の荒川さんから「王が長嶋ぐらい努力していたら」
と言われる基準で努力をしていたのが、
ミスター長嶋茂雄さんです。


★天才長嶋茂雄の努力

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(引用元:https://goo.gl/images/dPjTXi)

先ほどの荒川博さんのお話の続き
「遠征先の宿舎で、3時に部屋に来いと約束するだろ。時間になると、バットをぶら下げて涼しい顔で来るのが王だ。長嶋は、汗びっしょりで来る。自分の部屋でもうさんざんバットを振ってから来るんだよ」

長嶋さんは、
「誰が見てる見てない関わらず、
寝る直前までバットを振り続けた人」
だといいます。

大学時代から
"全体練習の後"に毎日素振り1000本をノルマとし、
マメができないように軍手を着けて振っても、マメができて潰れて、
軍手が血で真っ赤に染まりながらもバットを振り続けたそうです。

そんな何千何万本とバットを振る中で、
「下半身主導のスイング」
「無駄な力を削ぎ落としたスイング」
を身につけたのだとか。

プロ生活の後半にもなると、
「マメができるのは余計な力が入っている証拠」
と、どれだけ振ってもマメができないスイングまで身につけてしまったのだとか!


根性論が主流だった昭和の時代、
負けず嫌いの「四番ピッチャー」の集まりのプロ野球の猛者達。

そんな負けず嫌いの猛者の誰もが、
「王さんと長嶋さんが誰よりも努力するので、
実力は離される一方」
と言ってしまうほどの努力をしてこられた二人。

そんな価値観に触れると、
「求めた結果は必ず達成可能!
そこに至ってないならば、単なる努力不足!」
と思わせてくれます。

スターにはスターになるだけの結果の原因があり、
人はそういうところに感動するのだなと思いました😄